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ED治療薬の国内承認の後発品と海外製、各社の表示と未承認薬の位置づけ

ED公式サイトの確認日:

EDのオンライン診療で処方される薬は、国内で承認された薬(先発品と後発品)と、国内では承認されていない海外製の薬に分かれます。海外製を扱うサービスは、公式ページに「国内未承認」「医薬品副作用被害救済制度の対象外」と表示しています。国内承認薬だけを処方すると書いているサービスもあります。

この記事は、各社の公式表示と、未承認薬についての公的な記載を並べます。薬の働きの違いは扱いません。どの薬を使うかは診察で医師に相談してください。

条件ごとに見ると

  • 国内承認薬だけを処方すると表示している:Oops LOVE(「国内承認薬のみ処方」)、イースト駅前クリニック(「国内正規品処方」)
  • 国内製と海外製を分けて表示している:レバクリ、DMMオンラインクリニック、フィットクリニック(先発薬、国産ジェネリック、海外ジェネリックの3区分)
  • 主な3成分は国産と表示している:クリニックフォア(シルデナフィル、バルデナフィル、タダラフィルは国産の先発品・後発品。アバナフィルなどは国内未承認と表示)
  • 未承認薬が救済制度の対象外であることを表示している:レバクリ、クリニックフォア。ユナイテッドクリニックは対象外となる可能性があると記載。あしたのクリニックは表示を確認できず
  • 海外製の成分検査について記載がある:DMMオンラインクリニック(第三者機関による成分検査)、あしたのクリニック(「成分鑑定済みの海外品」)
  • 区分の表示を確認できず:eLife(薬名・区分とも)、ユナイテッドクリニック(どの後発品が国内承認品かの個別表示)、新橋ファーストクリニック(海外製の取り扱い記載)

順位ではありません。条件に当てはまる社を、下の表から拾った索引です。

3つの区分

処方される薬の区分を、公的な扱いで並べた表です。

区分 国内の承認 医薬品副作用被害救済制度
国内承認の先発品 あり 対象(適正に使用した場合)
国内承認の後発品(国内製) あり 対象(適正に使用した場合)
海外製の薬 なし(国内未承認) 対象にならない

医薬品医療機器総合機構(PMDA)は、救済制度の対象となる医薬品を「厚生労働大臣の許可を受けた医薬品」と説明しています。病院・診療所で投薬された薬も、薬局で買った薬も対象です。対象になるのは、適正に使用したにもかかわらず起きた、入院が必要な程度の副作用などです。国内で承認されていない薬について、海外製を扱うサービスは、この制度の対象外と公式ページに表示しています。

各サービスの公式表示

10サービスが薬の区分をどう表示しているかを、五十音順に並べた表です。

サービス 薬の区分についての公式表示
あしたのクリニック 「すべて国内承認薬正規品、または成分鑑定済みの海外品のみです。」未承認医薬品や救済制度に関する表示は確認できず
イースト駅前クリニック 「国内正規品処方」。先発品と各後発品を取り扱い
eLife 薬名・区分とも公式ページで確認できず
Oops LOVE 「安価な海外製未承認薬は処方しておらず、国内承認薬のみ処方しています。」
クリニックフォア シルデナフィル、バルデナフィル、タダラフィルは国産の先発品・後発品。アバナフィルなどは海外後発品で、国内未承認と表示
新橋ファーストクリニック 先発品と、国内メーカー名の付いた後発品。海外製の取り扱い記載は確認できず
DMMオンラインクリニック 国内製と海外製に分けて表示。未承認医薬品に関する表示あり。海外製は第三者機関による成分検査の記載あり
フィットクリニック 先発薬、国産ジェネリック、海外ジェネリックの3区分で表示
ユナイテッドクリニック どの後発品が国内承認品かの個別表示は確認できず。海外医薬品の説明ページあり
レバクリ 国内製と海外製に分けて表示。海外製は「国内未承認の医薬品」「医薬品副作用被害救済制度の対象外」と表示

ユナイテッドクリニックは、海外医薬品について「製薬メーカー正規品を国内輸入代理店を通して輸入」「厚生労働省地方厚生局の輸入許可を得て」処方すると説明しています。あわせて「厚労省の承認薬ではない未承認薬」であること、重篤な薬害が生じた場合に救済制度の対象外となる可能性があることを書いています。

同じ成分でも規格の表示が違う場合がある

国内製と海外製の両方を扱うサービスの表示を見ると、海外製は規格や配合が国内製と違うことがあります。

  • DMMオンラインクリニック:国内製のシルデナフィルは25mgと50mg、海外製は30mgと55mg。タダラフィルは国内製が10mgと20mg、海外製が11mgと22mg
  • レバクリ:海外製について「1錠にビタミンB12が0.8mg配合」と記載
  • フィットクリニック:国産ジェネリックはシルデナフィル25mg。シルデナフィル50mg・100mg、バルデナフィル、タダラフィルは海外ジェネリックの区分

申込みの画面で薬を選ぶときは、成分名と規格に加えて、国内製か海外製かの表示を確認してください。

国内製と海外製の金額の表示

レバクリは同じ成分・規格を国内製と海外製の両方で表示しています。1錠あたりの表示を並べた表です。金額はどれも「〜」付きで、その金額になる錠数の条件は公式ページで確認できませんでした。

成分・規格 国内製 海外製
シルデナフィル25mg 308円〜 246円〜(150錠まとめ買い時)
シルデナフィル50mg 643円〜 523円〜
バルデナフィル10mg 1,003円〜 816円〜
バルデナフィル20mg 1,089円〜 885円〜
タダラフィル10mg 711円〜 577円〜
タダラフィル20mg 883円〜 716円〜

金額の差だけで選ばず、承認の有無と救済制度の扱いを合わせて、診察で医師に相談してください。各社の金額は1錠あたりの価格の記事で条件をそろえて並べています。

国内未承認と表示されている成分

シルデナフィル、バルデナフィル、タダラフィル以外の成分には、国内製の区分がなく、国内未承認と表示されているものがあります。

  • クリニックフォア:アバナフィルは「勃起不全症治療目的での処方は国内で承認されていません」。毎日服用する低用量のタダラフィルも、同じ表示です
  • レバクリ:アバナフィルの薬と早漏防止薬を「国内未承認の医薬品」と表示
  • フィットクリニック:アバナフィル100mg、ウデナフィル100mgを海外ジェネリックの区分で表示

クリニックフォアは「国内未承認医薬品は医薬品副作用被害救済制度等の対象外となります」と注記しています。

未承認薬について医療機関が表示する項目

厚生労働省の「医療広告規制におけるウェブサイト等の事例解説書(第6版)」は、医療機関がウェブサイトで未承認医薬品による治療を載せる場合に必要な記載として、次の5項目を挙げています。

  1. 未承認である旨
  2. 入手経路
  3. 国内の承認医薬品等の有無
  4. 諸外国における安全性等に係る情報
  5. 医薬品副作用被害救済制度の対象外である旨

海外製の薬を扱うサービスの公式ページを見るときは、この5項目が書かれているかを確かめる目安になります。当サイトは、個別のサービスがこの基準を満たしているかどうかの判定はしていません。広告のルールは医療の広告ルールと当サイトの書き方にまとめています。

個人輸入の薬との違い

オンライン診療で処方される海外製の薬は、医師の診察を経て医療機関から届きます。個人が海外のサイトから直接買う個人輸入とは入手の経路が違います。ただし、国内で承認されていないこと、救済制度の対象にならないことは同じです。

個人輸入について厚生労働省は、「個人輸入される医薬品等の品質、有効性及び安全性については、我が国の医薬品医療機器等法に基づく確認がなされていません」と注意を呼びかけています。偽造品の調査は偽造ED薬と個人輸入の記事で扱っています。

診察の結果、医師の判断で処方されない場合があります。

よくある質問

Q. 国内承認薬だけを処方すると書いているサービスはどこですか

Oops LOVEは「国内承認薬のみ処方しています」と表示しています。イースト駅前クリニックは「国内正規品処方」と書いています。

Q. 後発品(ジェネリック)は未承認薬ですか

違います。国内で承認された後発品があります。クリニックフォアの「国産後発品」、新橋ファーストクリニックの国内メーカー名付きの後発品、フィットクリニックの「国産ジェネリック」がこれに当たります。

Q. 海外製の薬で副作用が出たらどこに相談しますか

処方した医療機関に連絡してください。国内未承認の薬は医薬品副作用被害救済制度の対象になりません。相談先は副作用が心配なときの記事にまとめています。

Q. 薬局で買える薬は承認されていますか

市販のタダラフィル10mgは、要指導医薬品として2026年5月に承認されています。買い方は市販薬の記事にあります。

Q. どちらを選べばよいですか

当サイトでは判断を示しません。承認の有無、救済制度の扱い、金額を確認したうえで、診察で医師に相談してください。

この記事の要点

  • 処方される薬は、国内承認の先発品、国内承認の後発品、国内未承認の海外製に分かれる
  • 海外製は国内で承認されておらず、医薬品副作用被害救済制度の対象にならない
  • Oops LOVEは「国内承認薬のみ処方」、イースト駅前クリニックは「国内正規品処方」と表示している
  • レバクリ、DMMオンラインクリニック、フィットクリニックは、国内製と海外製を分けて表示している。DMMオンラインクリニックの海外製は30mg・55mgなど規格が違う
  • どの薬を使うかは医師に相談する

参考にした情報

調べた人:オンライン診療、使ってみた。 編集部
料金と条件は、確認日に各社の公式サイトで確かめました。確認できなかった項目は、そのとおりに書いています。
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