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オンライン診療の本人確認 指針が求める身分証明書と各社の公式記載

手続き・届き方公式サイトの確認日:

オンライン診療の初診では、顔写真付きの身分証明書で本人確認をするのが原則です。厚生労働省の指針が、マイナンバーカード、運転免許証、パスポートを例に挙げています。各社の公式サイトで書類まで明記しているところは一部で、記載を確認できなかった社もあります。指針の内容と、公式で確認できた範囲を整理しました。

条件ごとに見ると

  • 本人確認の書類を公式に明記している:DMMオンラインクリニック(マイナンバーカード、運転免許証、パスポートのいずれか。保険証は不可)、あしたのクリニック(免許証やパスポートなど)、eLife(利用規約に、顔写真付きの身分証明書または2種類以上の身分証明書)
  • 書類を事前に登録できる:DMMオンラインクリニック(マイページの「本人確認」から)
  • 保険証は不要と書かれている:DMMオンラインクリニック、イースト駅前クリニック、フィットクリニック、新橋ファーストクリニック、ユナイテッドクリニック
  • 顔を出さない診察はできないと書かれている:DMMオンラインクリニック。フィットクリニックとユナイテッドクリニックは、音声通話や電話での診察
  • 18歳から利用できると書かれている:あしたのクリニック(高校生を除く)、フィットクリニック(高校に在籍している場合は対象外)、AGAスキンクリニック(オンライン診療は高校在学中は不可)。DMMオンラインクリニックは15歳以上(18歳未満は保護者の同席が必要)
  • 20歳未満は受けられない:Oops HAIR/Oops LOVE(診察・処方は不可)、ゴリラクリニックのAGA(内服薬・外用薬・注入治療の提供を控えている)
  • 本人確認の書類の記載を確認できず:AGAスマクリ、Oops HAIR、Oops LOVE、クリニックフォア(自費診療)、フィットクリニック、新橋ファーストクリニック、ユナイテッドクリニック、レバクリ

順位ではありません。条件に当てはまる社を、下の表から拾った索引です。

指針が求める本人確認の内容

根拠は、厚生労働省の「オンライン診療の適切な実施に関する指針」(平成30年3月策定、令和8年4月改訂)です。指針は保険診療と自由診療の両方に適用されます(指針Q&AのQ1)。AGAやEDの自由診療も対象です。

指針が定める患者の本人確認を、場合ごとに並べた表です。

場合 指針・Q&Aの内容 箇所
初診(原則) 「原則として、顔写真付きの身分証明書(マイナンバーカード、運転免許証、パスポート等)で行う」 指針Ⅴ1(4)②ⅱ
顔写真付きの身分証明書がない 2種類以上の身分証明書を使う。または1種類の身分証明書に加えて、適切な質問や全身の観察などで確認する 指針Ⅴ1(4)②ⅱ
上の方法でも確認できない 「身分証明書に準ずる書類を確認する等の対応」 指針Q&A Q16

令和8年4月の改訂で変わった点

令和8年4月の改訂では、本人確認書類の例から健康保険証が削除され、資格確認書が追加されました。厚生労働省の「改訂の概要」に書かれています。

改訂の背景は医療法の改正です。令和8年4月1日から、オンライン診療に関する医療法上の規定が施行されました。指針もこれに合わせて改訂されています。初診の条件など指針の全体は初診からオンラインで受けられる条件にまとめました。

各社の公式サイトに書かれている本人確認

本人確認の書類や方法について、各社の公式サイトで確認できた記載を並べた表です(2026年10月7日に公式サイトで確認、五十音順)。

サービス 公式の記載
あしたのクリニック(ED) 「免許証やパスポートなどのご本人様確認が取れるものをご用意ください」
イースト駅前クリニック 予約時に生年月日、電話番号、同意事項の確認に回答する。身分証明書の要否は公式ページでは確認できず
eLife 利用規約に、初診は顔写真付きの身分証明書、または2種類以上の身分証明書で本人証明を行うと記載。提出方法(アップロードか画面での提示か)は確認できず
DMMオンラインクリニック 本人確認書類の提示は必須。マイナンバーカード、運転免許証、パスポートのいずれか。保険証は不可
AGAスマクリ、Oops HAIR、Oops LOVE、クリニックフォア(自費診療)、フィットクリニック、新橋ファーストクリニック、ユナイテッドクリニック、レバクリ 公式で確認できず

「公式で確認できず」は、取得できた公式ページに記載が見当たらなかったという意味です。本人確認をしないという意味ではありません。予約後の案内で伝えられる場合があります。

DMMオンラインクリニックの事前登録

DMMオンラインクリニックは、マイページの基本情報にある「本人確認」から、書類の写真を事前に登録できます。表示が「認証済」になれば完了です。「未申請」「申請中」の場合は、診察のときに原本を用意します。同社は、厚生労働省のガイドラインに基づいて提示を求めていると説明しています。

保険証は必要か

AGAとEDのオンライン診療は自由診療です。保険証を不要としているサービスが複数あります。

  • DMMオンラインクリニック:自由診療のため学生証や保険証は必要ない。身分証明書の提示は求められる。
  • イースト駅前クリニック:AGAのFAQに、健康保険証は不要(保険外治療)と記載。
  • フィットクリニック、新橋ファーストクリニック、ユナイテッドクリニック:保険証は不要と記載。

保険証が不要であることと、本人確認が不要であることは別です。DMMオンラインクリニックは保険証を本人確認書類として認めていません。

医師の側の本人確認

本人確認は患者だけのものではありません。指針は医師にも、「顔写真付きの身分証明書(HPKIカード、マイナンバーカード、運転免許証、パスポート等)を用いて医師本人の氏名を示すこと」を求めています(指針Ⅴ1(4)②ⅲ)。HPKIカードは、医師などの資格を電子的に証明するカードです。

医師は医療機関に所属し、所属と問い合わせ先を明らかにしていることも求められています(指針Ⅴ2(1)②)。診察の相手がどの医療機関の医師かを確認する方法は信頼できるオンライン診療の見分け方に書きました。

年齢条件と未成年の扱い

本人確認では年齢も確認されます。各社の公式サイトにある年齢条件を並べた表です(2026年10月7日に公式サイトで確認、五十音順)。

サービス 年齢条件の公式記載
あしたのクリニック(ED) 18歳以上(高校生を除く)なら保護者の同意なしで利用可能
eLife 18歳未満は利用不可
AGAスキンクリニック 18歳以上が治療可。オンライン診療は高校在学中は不可
AGAスマクリ フィナステリド、デュタステリド、ミノキシジルは未成年の人は服用・使用できない
Oops HAIR/Oops LOVE 20歳未満の診察・処方は不可
ゴリラクリニック(AGA) 20歳未満への内服薬・外用薬・注入治療の提供は控えている
湘南AGAクリニック 未成年者は法定代理人の同意とカウンセリング当日の同伴が必要
DMMオンラインクリニック 15歳以上なら受診可能(診療科目により処方できない場合あり)。15歳以上18歳未満は保護者の同席が必要
Dr.AGAクリニック 18歳未満と高校生は治療を断っている
フィットクリニック(ED) 18歳以上。高校に在籍している場合は処方の対象外
レバクリ 規約に、未成年は親権者等の法定代理人の同意を得て利用すると記載。年齢の下限は確認できず

年齢の条件を満たしていても、診察の結果、医師の判断で処方されない場合があります。

診察までに済ませておくこと

  1. 顔写真付きの身分証明書(マイナンバーカード、運転免許証、パスポートのいずれか)を手元に置く。
  2. 事前登録ができるサービスは、予約のあとにマイページで書類の写真を登録する。
  3. 顔写真付きの身分証明書がない場合は、予約の前に公式の問い合わせ窓口へ使える書類を確認する。
  4. 診察の時刻には、顔が映る明るさの場所で端末のカメラをオンにする。

予約から受け取りまでの全体はオンライン診療の流れで確認できます。

よくある質問

Q. 保険証を本人確認に使えますか

DMMオンラインクリニックは、保険証を本人確認書類として認めていません。指針も令和8年4月の改訂で、本人確認書類の例から健康保険証を削除しました。

Q. 顔写真付きの身分証明書を持っていません

指針は、2種類以上の身分証明書を使う方法と、1種類の身分証明書に適切な質問などを組み合わせる方法を示しています。実際に受け付ける書類はサービスごとに違います。予約の前に各社へ確認してください。

Q. 顔を出さずに診察を受けられますか

DMMオンラインクリニックは、本人確認と症状の確認のため、顔を出さない診察はできないとしています。フィットクリニックとユナイテッドクリニックは、音声通話や電話での診察です。この2院の本人確認書類の記載は公式ページでは確認できませんでした。

Q. 自由診療にも指針は適用されますか

適用されます。指針Q&AのQ1に、保険診療と自由診療の両方に適用される旨が書かれています。

Q. 再診でも毎回書類が必要ですか

指針が顔写真付きの身分証明書を原則としているのは初診です。DMMオンラインクリニックは、事前登録が「認証済」になっていれば確認は完了としています。他社の再診時の扱いは公式ページでは確認できませんでした。

この記事の要点

  • 初診の本人確認は、顔写真付きの身分証明書(マイナンバーカード、運転免許証、パスポート等)が原則。
  • 令和8年4月の指針改訂で、本人確認書類の例から健康保険証が外れ、資格確認書が加わった。
  • 書類を公式サイトで明記しているのは、DMMオンラインクリニック、eLife、あしたのクリニック。レバクリやクリニックフォアなど8サービスは記載を確認できなかった。
  • 保険証が不要でも、身分証明書は別に必要になる。DMMオンラインクリニックは保険証を本人確認書類として認めていない。
  • 医師の側にも、身分証明書で氏名を示すことが求められている。

参考にした情報

調べた人:オンライン診療、使ってみた。 編集部
料金と条件は、確認日に各社の公式サイトで確かめました。確認できなかった項目は、そのとおりに書いています。
編集方針 運営者情報

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