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AGA診療ガイドライン2017年版の推奨度一覧 AからDの意味と各治療

AGA公式サイトの確認日:

日本皮膚科学会の「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017年版」は、14の問い(CQ)ごとに治療の推奨度を付けています。男性型脱毛症で推奨度A(行うよう強く勧める)は、フィナステリド内服、デュタステリド内服、ミノキシジル外用の3つです。ミノキシジル内服は推奨度D(行うべきではない)です。

この記事は、ガイドラインの推奨度をそのまま一覧にしたものです。どの治療を受けるかは、医師に相談してください。

ガイドラインの基本情報

次の表は、ガイドラインの書誌情報です。

項目 内容
文書名 男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017年版
作成 日本皮膚科学会
掲載 日本皮膚科学会雑誌 127巻13号 2763-2777ページ、2017年
新しい版 学会のガイドライン一覧に、男性型脱毛症で2017年版より新しい版の掲載はない(2026年10月7日に確認)

円形脱毛症には別のガイドライン(2024年版)があります。この記事が扱うのは、男性型と女性型の脱毛症のガイドラインです。

推奨度AからDの意味

推奨度は5段階です。ガイドラインの表現は次のとおりです。

推奨度 意味
A 行うよう強く勧める
B 行うよう勧める
C1 行ってもよい
C2 行わないほうがよい
D 行うべきではない

CとDの間に「C1」と「C2」があり、C1は「行ってもよい」、C2は「行わないほうがよい」と向きが逆になります。Cと一括りにすると意味を取り違えます。

推奨度は、学会が文献(臨床試験など)の質と量をもとに決めた評価です。Aは強い根拠となる文献があることを前提にしています。ただし、個人にどの程度の変化があるかを示す数字ではありません。

男性型脱毛症の推奨度一覧

次の表は、ガイドラインの各CQについて、治療の一般名と男性型脱毛症の推奨度を、CQの番号順に並べたものです。

CQ 治療(一般名) 男性型の推奨度 意味
CQ1 フィナステリド内服 A 行うよう強く勧める
CQ2 デュタステリド内服 A 行うよう強く勧める
CQ3 ミノキシジル外用 A 行うよう強く勧める
CQ4 自毛植毛術 B 行うよう勧める
CQ4 人工毛植毛術 D 行うべきではない
CQ5 LEDおよび低出力レーザー照射 B 行うよう勧める
CQ6 アデノシン外用 B 行うよう勧める
CQ7 カルプロニウム塩化物外用 C1 行ってもよい
CQ8 t-フラバノン外用 C1 行ってもよい
CQ9 サイトプリン・ペンタデカン外用 C1 行ってもよい
CQ10 ケトコナゾール外用 C1 行ってもよい
CQ11 かつらの着用 C1 行ってもよい
CQ12 ビマトプロスト・ラタノプロスト外用 C2 行わないほうがよい
CQ13 成長因子導入・細胞移植療法 C2 行わないほうがよい
CQ14 ミノキシジル内服 D 行うべきではない

ミノキシジル外用の推奨度Aには、濃度の記載があります。男性は5%、女性は1%です。

女性型で推奨度が違う項目

同じ治療でも、女性型脱毛症では推奨度が違う項目があります。資料で確認できたものは次のとおりです。

  • フィナステリド内服:男性型A、女性型D
  • デュタステリド内服:男性型A、女性型D
  • 自毛植毛術:男性型B、女性型C1
  • アデノシン外用:男性型B、女性型C1

当サイトは男性向けの診療を扱っています。女性の方は、女性向けの診療メニューを持つ医療機関で相談してください。

内服と外用で推奨度が分かれるミノキシジル

ミノキシジルは、使い方で推奨度が分かれます。外用(頭皮に塗る)は推奨度A、内服(飲む)は推奨度Dです。

一方で、ミノキシジルの内服を料金表に載せているクリニックは複数あります。公式サイトで「未承認薬」「海外製」と表示している院もあります。各社がどの成分を挙げているかはAGA診療で処方される薬の種類に、国内で承認されていない薬の扱いは国内承認薬と海外製の違いにまとめています。

ミノキシジル内服を使うかどうかは、当サイトが判断を示すことではありません。ガイドラインの推奨度がDであることを踏まえて、医師の説明を受けてください。

推奨度の表を読むときの注意

推奨度の表から読み取れることと、読み取れないことがあります。

  • 読み取れる:学会が各治療をどの段階に位置づけたか
  • 読み取れない:個人にどの程度の変化があるか、どのくらいの期間が必要か
  • 読み取れない:同じ推奨度の治療の間の優劣(たとえばフィナステリドとデュタステリドのどちらが上か)
  • 読み取れない:2017年より後に出てきた治療や製剤の評価

クリニックの料金表にある成分の中には、ガイドラインのCQ一覧に項目が無いものもあります。フィナステリドやデュタステリドの外用、スピロノラクトン、亜鉛やL-リジンなどです。項目が無い治療について、ガイドラインは「勧める」とも「勧めない」とも書いていません。

ガイドラインとクリニックの広告の関係

厚生労働省の医療広告等ガイドラインは、治療の効果を数字で示す表現や、他院より優れているとする表現を広告として認めていません。学会の推奨度は、広告とは別の、診療のための文書です。

当サイトが薬を一般名(成分名)で書き、推奨度をそのまま載せているのは、このルールに沿うためです。当サイトの書き方は医療の広告ルールと当サイトの書き方で説明しています。

よくある質問

Q. 推奨度Aの治療は3つだけですか

男性型脱毛症で推奨度Aとされているのは、フィナステリド内服、デュタステリド内服、ミノキシジル外用の3つです。

Q. 推奨度C1とC2は何が違いますか

C1は「行ってもよい」、C2は「行わないほうがよい」です。同じCでも向きが逆です。

Q. ミノキシジルの飲み薬はガイドラインでどう扱われていますか

推奨度D(行うべきではない)です。外用は推奨度Aで、扱いが分かれています。

Q. このガイドラインは今も最新ですか

学会のガイドライン一覧では、男性型脱毛症について2017年版より新しい版は掲載されていません(2026年10月7日に確認)。

Q. 推奨度Aなら変化が約束されますか

いいえ。推奨度は学会による治療の位置づけです。個人の経過を約束するものではありません。

Q. 植毛はどう扱われていますか

自毛植毛術は男性型で推奨度B、人工毛植毛術は推奨度Dです。

この記事の要点

  • ガイドライン2017年版は、治療ごとにA・B・C1・C2・Dの推奨度を付けている
  • 男性型で推奨度Aは、フィナステリド内服、デュタステリド内服、ミノキシジル外用
  • ミノキシジルは外用がA、内服がDで、扱いが分かれている
  • 推奨度は治療の位置づけで、個人の経過や治療どうしの優劣を示すものではない
  • 学会の一覧に、男性型脱毛症で2017年版より新しい版は掲載されていない

参考にした情報

調べた人:オンライン診療、使ってみた。 編集部
料金と条件は、確認日に各社の公式サイトで確かめました。確認できなかった項目は、そのとおりに書いています。
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