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郵送検査キットで陽性だったときの各社の案内と、保健所の無料匿名検査との違い

検査キット公式サイトの確認日:

郵送の検査キットで陽性だったとき、6社はいずれも医療機関の受診につなぐ案内をしています。ルナドクター、GME医学検査研究所、予防会はオンライン診療を案内しています。STDチェッカー、ふじメディカル、さくら検査研究所は医療機関の受診や紹介を案内しています。

国の指針は、感染が分かった場合は「確実に医療に結び付けることが必要である」としています。この記事は、各社の案内と公的資料に書かれている範囲をまとめたものです。受診先や治療についての判断は、医師に相談してください。内容は2026年10月7日に確認しました。

条件ごとに見ると

  • 陽性時にオンライン診療の案内がある:GME医学検査研究所(さわだクリニック、クリニックフォア)、予防会(予防会 横浜クリニック)、ルナドクター(提携クリニック。名前は確認できず)
  • オンライン診療の費用が載っている:予防会(利用料330円、配送料750円、手数料1,100円と処方物の料金)。ルナドクターは「別途費用がかかります」とのみ記載。GME医学検査研究所は自社のページでは確認できず
  • 保険診療のオンライン診療が案内されている:GME医学検査研究所(さわだクリニック。LINE・保険診療)
  • 医療機関の紹介がある:STDチェッカー(医療機関検索メニュー、案内状)、さくら検査研究所(希望により業務提携医院を紹介)、予防会(直営クリニックか提携医療機関)。ふじメディカルは提携医療機関の記載を確認できず
  • 受診用の書面を出してもらえる:STDチェッカー(案内状と検査結果表)、さくら検査研究所(検査結果報告書)、GME医学検査研究所(PDFの報告書)、ふじメディカル(本名を記載した検査結果表を無料で発行)。予防会とルナドクターは確認できず
  • 相談窓口の案内がある:STDチェッカー(月曜から金曜の10時から17時、祝日を除く)、GME医学検査研究所(HIVについてNPO法人ぷれいす東京を案内)

順位ではありません。条件に当てはまる社を、下の表から拾った索引です。

6社の陽性時の案内

陽性だったときの各社の案内を並べた表です。並びは社名の読みの五十音順です。

サービス 陽性時の案内 オンライン診療の記載
STDチェッカー 項目に応じて医療機関を紹介。医療機関検索メニュー、案内状と検査結果表の提供 確認できず
さくら検査研究所 医療機関の受診を案内。希望により全国の業務提携医院を紹介 確認できず
GME医学検査研究所 PDFの報告書を持って協力医療機関か近くの医療機関へ 提携先として2院を掲載
ふじメディカル 医療機関で医師の診断を受けるよう案内。検査結果表を持参 確認できず
予防会 直営クリニックか各地の提携医療機関 予防会 横浜クリニックが実施
ルナドクター 検査結果の画面から提携クリニックを案内 提携クリニックのオンライン診療。薬は自宅へ郵送

オンライン診療を案内している3社

オンライン診療の内容と費用の記載を、3社で並べた表です。

サービス 診療を行う医療機関 費用の公式表示
GME医学検査研究所 さわだクリニック(LINE・保険診療)、クリニックフォア(専用サイト・自由診療) GMEのページでは金額を確認できず
予防会 予防会 横浜クリニック クロン利用料330円、処方物配送料750円、オンライン診療手数料1,100円(いずれも税込)と処方物の料金
ルナドクター 提携クリニック(名前は確認できず) 「別途費用がかかります」とのみ記載

GMEは、診察と薬の発送を各医療機関が担当し、GMEから処方箋を出すことはできないと書いています。予防会のオンライン診療は、対象が「一度でも予防会を利用いただいたことのある方」で、支払いはクレジットカードだけです。薬は宅急便コンパクトで発送されます。

オンライン診療では、診察の結果、医師の判断で処方されない場合があります。診療の進み方はオンライン診療の流れに、医療機関を選ぶときに確認する項目は信頼できるオンライン診療の見分け方に書いています。

医療機関の受診や紹介を案内している3社

STDチェッカーは、陽性の項目に応じて医療機関を紹介しています。結果画面の「お客様通信欄」で地域を連絡する方法と、サイトの「医療機関検索メニュー」で探す方法があります。公式には、全国45,000件の医療機関情報があると記載されています。

さくら検査研究所は、医療機関の受診を案内したうえで、「ご希望により全国にある弊社の業務提携医院をご紹介」と書いています。

ふじメディカルは、医療機関で医師の診断を受けるよう案内しています。提携医療機関についての記載は、公式ページでは確認できませんでした。

予防会には直営のクリニックがあります。場所は、新宿、新宿サテライト、池袋サテライト、渋谷、浅草、川崎、横浜、名古屋、難波、福岡です。

受診のときに使える検査結果の書面

医療機関に持っていく書面について、公式に記載があった会社は次のとおりです。

  • STDチェッカー:案内状と検査結果表を提供する
  • さくら検査研究所:陽性のときなど、希望すれば検査結果報告書を発行する
  • GME医学検査研究所:WEBのマイページからPDFの報告書をダウンロードできる
  • ふじメディカル:匿名で受けた人にも、受診用に本名を記載した検査結果表を無料で発行する

予防会とルナドクターは、書面の発行についての記載を今回のページでは確認できませんでした。

医療機関が郵送検査の結果をどう扱うかは、公式ページにも公的資料にも記載がありませんでした。受診先に確認してください。

公的資料に書かれている郵送検査の位置づけ

国の「性感染症に関する特定感染症予防指針」(令和7年11月10日改正)は、検体を送って受ける検査を、検査の機会の1つとして挙げています。同じ指針に、次の2点が書かれています。

  • 感染が判明した場合は「確実に医療に結び付けることが必要である」
  • 性的接触の相手方にも検査の受検を促す

HIVについては、厚生労働省の「保健所等で実施するHIV郵送検査の手引き」(令和7年6月)があります。保健所などが行う郵送検査についての文書です。この手引きには次のように書かれています。

  • 郵送検査は民間の企業が独自に実施しており、「その実施方法や精度は様々である」
  • 郵送検査はスクリーニング検査(ふるい分けの検査)の前の検査と位置づけ、スクリーニング検査に代わるものではない
  • 郵送検査の結果のみでHIV感染症の診断が確定することはない。スクリーニング検査で陽性なら確認検査を行い、確認検査が陽性であれば診断となる

HIV以外の項目(クラミジア、淋菌、梅毒)について、郵送検査の位置づけを書いた公的な資料は、今回確認できていません。上の手引きの内容を、ほかの項目にそのまま当てはめることはできません。

保健所の無料・匿名検査との違い

厚生労働省のページには、「保健所により、匿名・無料で梅毒などの性感染症の検査を受けることができます」と書かれています。夜間や休日の検査を設けている保健所もあります。

保健所の検査と民間の郵送検査を、確認できた範囲で並べた表です。

項目 保健所の検査 民間の郵送検査(今回の6社)
費用 無料(保健所による) 有料。1項目のキットで3,440円から
名前 匿名(保健所による) 会社による。匿名や任意の名前で受けられる会社と、名前の登録が必要な会社がある
受ける場所 保健所 自宅などで採取して返送
受けられる日 夜間・休日検査を設けているところもある キットが届いたあとに自分で採取する
陽性後の案内 今回の資料では確認できず 各社の案内は上の表のとおり

保健所ごとの検査項目、予約の方法、結果が出るまでの日数は、今回の資料では確認していません。くわしくは保健所の無料・匿名検査と郵送検査の違いに書きました。

相談先として案内されている窓口

GMEは、HIVについてNPO法人ぷれいす東京の相談窓口を案内しています。STDチェッカーには相談窓口があり、受付は月曜から金曜の10時から17時(祝日を除く)です。

症状があるとき、結果の意味が分からないときは、医療機関か保健所に相談してください。

よくある質問

Q. 陽性の結果は、会社から保健所や医療機関に伝わりますか

STDチェッカーは、検査結果を国や医療機関などの第三者に報告しないと書いています。ほかの5社については、今回のページでは記載を確認できませんでした。

Q. オンライン診療の費用はいくらですか

金額を公式に載せているのは予防会です。薬の料金のほかに、利用料330円、配送料750円、手数料1,100円(税込)がかかります。ルナドクターは「別途費用がかかります」という記載で、GMEは自社のページに金額を載せていません。

Q. 匿名で検査を受けた場合、受診のときはどうなりますか

ふじメディカルは、匿名で受けた人にも受診用に本名記載の検査結果表を無料で発行すると書いています。ほかの会社の扱いは確認できませんでした。

Q. 陽性でなければ感染していないと考えてよいですか

当サイトでは判断できません。厚生労働省の手引きは、HIVの郵送検査をスクリーニング検査の前の検査と位置づけ、通常の検査より検出感度が下がる可能性があるとしています。心配なことがあれば、医療機関か保健所に相談してください。

Q. 各社のキットの価格はどこで比べられますか

郵送の性感染症検査キット6社の比較表に並べています。受け取り方法は検査キットの受け取り方にまとめました。

この記事の要点

  • 陽性時にオンライン診療を案内しているのはルナドクター、GME、予防会。費用の金額を載せているのは予防会
  • STDチェッカー、さくら検査研究所、ふじメディカルは医療機関の受診や紹介を案内している
  • 受診用の書面は、STDチェッカー、さくら検査研究所、GME、ふじメディカルに記載がある
  • 国の指針は、感染が分かった場合は確実に医療に結び付けることが必要としている
  • HIVの郵送検査は、結果のみで診断が確定することはないと手引きに書かれている

参考にした情報

調べた人:オンライン診療、使ってみた。 編集部
料金と条件は、確認日に各社の公式サイトで確かめました。確認できなかった項目は、そのとおりに書いています。
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